後遺障害等級の認定とは

自賠責保険における後遺障害等級認定とは、交通事故を原因として発生した治癒する見込みがない障害について、損害保険料率算出機構という機関の審査により格付けを行う制度です。

後遺障害等級認定 基準の4つの要件

後遺障害等級認定をする上で、重要とされている基準は次の4つです。
このうち1つでも欠けていると、後遺障害等級認定はされないといわれています。

1:交通事故が原因
症状固定の時点で、残っている症状と交通事故に因果関係がある。

2:回復の見込み
今後将来にわたって、 回復が困難であると見込まれる状態である。

3:症状の存在
症状の存在が医学的に認められていてる。

4:労働能力の喪失
一般的な労働能力の喪失を伴う症状である。

後遺障害の損害賠償項目

交通事故において、後遺障害等級認定された場合には、次のような損害賠償項目を請求することができます。

1.傷害部分
積極損害:治療費等、事故がなかったら支払うことのなかった費用
消極損害:休業損害等、事故がなかったら得られるはずの利益
慰謝料:怪我等に対しての慰謝料

2.後遺障害部分
慰謝料:後遺障害に対しての慰謝料
逸失利益:労働能力の喪失による、将来手にするはずだった収入
その他:住宅をバリアフリーにするなどの改造費等

もし認定されなかった場合は、1の傷害部分のみしか請求できず、2の後遺障害部分は請求できません。

後遺障害等級認定の重要性

後遺障害等級が認定されるのと、されないのとでも大きく違いますが、どの等級に認定されるかもとても重要になってきます。
正しく認定されなければ、損害賠償額が大きく減額されてしまうからです。
例えばむち打ち症で、14級9号が認定された場合、自賠責保険では後遺障害部分で75万円支払われ、
12級13号が認定された場合は、同じく後遺障害部分で224万円支払われます。
重度の後遺障害では、1等級の差がさらに大きな差となります。
適正な等級の認定を受けることで、正当な損害賠償額を受け取ることができるのです。

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